書誌事項

神話と古代宗教

カール・ケレーニイ著 ; 高橋英夫訳

(ちくま学芸文庫)

筑摩書房, 2000.9

タイトル別名

Die Religion der Griechen und Römer

タイトル読み

シンワ ト コダイ シュウキョウ

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注記

原著(Droemersche Verlagsanstalt, c1963)の翻訳

新潮社1972年刊の再刊

内容説明・目次

内容説明

神話は荒唐無稽な作り話などではなく、古代人の生(ビオス)であり、実存であった。碩学ケレーニイは、ギリシア・ローマ古代宗教の神話的位相を解明し、“ビオスとしての宗教”を提示する。その根幹から大いなる時間=祝祭を導き出し、学問・芸術・宗教などが根元的に一つの根から生じたことを明す。さらに、人間存在の裏側にある巨大な非存在の領城を探索し、存在は非存在によって支えられ、存在の意味を賦与されているという位相を照射する。人間存在にとって、今もなおこの上ない示唆を与えつづけている名著。図版多数。

目次

  • 第1章 ギリシア宗教の神話的特性
  • 第2章 祝祭の本質
  • 第3章 宗教的経験の二様式
  • 第4章 ギリシアおよびローマの宗教的経験の項点
  • 第5章 ホメーロス、ヘーシオドスにおける人間と神
  • 第6章 ローマ的理解における人間と神
  • 結語 宗教的観念としての非存在

「BOOKデータベース」 より

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