ヘルダリーン
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Bibliographic Information
ヘルダリーン
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 171)
清水書院, 2000.10
- Title Transcription
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ヘルダリーン
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University of Tsukuba Library, Library on Library and Information Science
104:H-77:171007006280
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Note
ヘルダリーンの肖像あり
ヘルダリーン年譜: p220-232
参考文献: p233-239
奥付のISBN: 4389411714
第2刷(2010.1)の頁数: 245p
第2刷(2010.1)の参考文献: p233-240
Description and Table of Contents
Description
ヘルダリーン、我々は彼を何と名づけたらよいのか?ハイデガーの言う「詩人の詩人」が不十分なのではない。しかし彼の孤独な存在自身が、詩作世界のあまりの切実さと巨大さが、同時代をすり抜け、独り屹立しながら古代に、未来すなわち現代へと飛翔した。人間のどんな権力も権威も暴力も、彼を狂気へと追い込みはしても、詩人存在そのものを破壊しつくすことはできなかった。何故なら生あるものの抹殺の不可能を、小説『ヒュペーリオン』でも明言しているからである。また、もし彼の愛を言うなら、精神の病のさなかでも、死者となった一女性を最後まで記憶しつづけようとした勇気を指摘すれば足りる。そして来たるべき時代を幻視しつつ、明確な詩作意志により驚嘆に値する故郷世界を、ひとつの普遍として愛する全自然のなかに創造したその勇気を。
Table of Contents
- 1 詩人としての出発を前に
- 2 詩人独立をめざして
- 3 新しい詩作の開始
- 4 故郷から異国という故郷に
- 5 最後期のヘルダリーン
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