幻想の地誌学
著者
書誌事項
幻想の地誌学
(ちくま学芸文庫, [タ-17-1])
筑摩書房, 2000.10
- タイトル別名
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幻想の地誌学 : 空想旅行文学渉猟
Topographia phantastica
- タイトル読み
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ゲンソウ ノ チシガク
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注記
参考文献: p271-282
トレヴィル1996年刊の再刊
シリーズの巻号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
世界を地図に収め、あるいは自らのなかに世界を照射し、空想の土地をめざして旅立っていった作家たち。海の彼方の安らかな母胎トマス・モア『ユートピア』島、ヴェルヌ『海底二万里』のネモ船長の壮絶なる孤独、ポオやメルヴィルが描いた底もなく深い霊魂の姿たる神秘の大洋、ウェルズや久生十蘭らが幻視した地下世界…想像力の地平は無限だ。文学史における空間的・地誌学的思考とその表象の連綿たる系譜を類型論的にたどり、貴重な図版多数とともに解き明かす驚くべき幻想文学誌。スリリングな知的冒険が始まる。
目次
- 幻想の島へ
- 幾何学的な子宮
- プロスペローの魔島
- 月—空に浮かぶ島
- 海という装置
- 地底の旅
- 隠喩としての砂漠
- 密林の美女
- 人体地図の系譜
- 二枚の地図
「BOOKデータベース」 より