巨怪伝 : 正力松太郎と影武者たちの一世紀

書誌事項

巨怪伝 : 正力松太郎と影武者たちの一世紀

佐野真一著

(文春文庫, [さ-11-3]-[さ-11-4])

文藝春秋, 2000.5

タイトル別名

巨怪伝正力松太郎と影武者たちの一世紀

タイトル読み

キョカイデン : ショウリキ マツタロウ ト カゲムシャ タチ ノ イッセイキ

大学図書館所蔵 件 / 30

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784167340032

内容説明

九回裏、背番号3・長嶋の放ったサヨナラホームラン—昭和三十四年、昭和天皇を迎えた“天覧試合”の劇的な幕切れは、その時天皇の背後に座っていた一人の老人にとって過去の恥辱を雪ぐことを意味した。その男・正力松太郎。読売新聞、日本テレビ、巨人軍の上に君臨し、大衆の欲望を吸いつくした男を描く大河ノンフィクションの傑作。

目次

  • 第1章 暴圧と故郷—青白いガス燈の下、血だらけで立つ正力
  • 第2章 虐殺と伝令—伊藤博文愛用のステッキから凶弾一発
  • 第3章 美談と略奪—武者ぶるいして読売に乗り込む
  • 第4章 社旗と伝説—新聞の生命はグロチックとエロテスク
  • 第5章 疑獄と遭難—正力テロ事件、六十年目の真相
  • 第6章 不倫と絹糸—サヨナラ・ホームランをみた摂政宮
  • 第7章 転向と墓銘—笑顔よしの沢村から微笑が消えた
  • 第8章 決起と入獄—共産党の手に渡るなら読売をつぶせ!
  • 第9章 祝宴と嫉妬—笹川良一がハダカで正力に説いた「浴槽の美学」
巻冊次

下 ISBN 9784167340049

内容説明

のちの昭和天皇を狙ったテロリストの一発の銃弾によって警視庁を免官となった正力は、戦後、読売を部数日本一に押し上げ、日本プロ野球生みの親、民放テレビの始祖、原発のパイオニアとして華々しい復活を遂げる。だが輝かしい正力神話の裏には、決して顧みられることのなかった影武者たちの働きが常にあった。

目次

  • 第10章 復権と球場—シベリアの水源を救え
  • 第11章 国土と電影—“正力テレビ”が生んだ英雄・力道山
  • 第12章 原発と総裁—「核燃料」を「ガイ燃料」という“原発の父”
  • 第13章 発火と国策—ウラン爺さん、人形峠に踊る
  • 第14章 天皇と興行—読売巨人軍は男芸者か
  • 第15章 宿業と花輪—「もういい」と臨終の一言
  • 第16章 蓋棺と磁力—いまも大魔王が生きている

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA4913413X
  • ISBN
    • 4167340038
    • 9784167340049
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ