幻覚脳の世界 : 薬物から臨死まで
著者
書誌事項
幻覚脳の世界 : 薬物から臨死まで
青土社, 2000.11
- タイトル別名
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Fire in the brain : clinical tales of hallucination
- タイトル読み
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ゲンカクノウ ノ セカイ : ヤクブツ カラ リンシ マデ
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注記
参考文献: 巻末pi-xvi
内容説明・目次
内容説明
自らを実験台に幻覚体験を研究する行動科学者=精神科医と、かれのもとを訪れる人びと—神の声が聞こえるピアニスト、ナチスの鈎十字にとりつかれた美人看護婦、宇宙人に体液を抜かれた親子、龍を友だちにもつ少女、ヴェトナムのトラウマに悩む帰還兵…あらゆる幻覚の原因を科学的に究明し、人間の脳と精神の深奥に迫る。
目次
- 1 幻覚薬物(心の航海士とシャーマン—薬物体験の実験室で見た三〇個の目玉の正体を求めてメキシコのシャーマンのもとへ。;神との対話C#マイナー—DMT服用の後遺症で「神の声」が聞こえるようになった女性ピアニストの治療法。;ダリの絵の中でレイプ—ケタミンを盛られ犯された女性たちの中で、なぜドナだけがレイプを覚えていたのか。;フラッシュバックとデッドボール—LSDをやめてからも「ブラックホール」に悩まされつづけたハスラーの決め技。)
- 2 夢(夢魔—夜明け前、寝室に忍び込み、からだの上にのしかかってきた悪魔が囁く謎のことば。;UFO—夜の町を浮遊する謎の物体、そして「宇宙人に体液を抜かれた」親子が見たものは。;白昼夢—ニューヨークの昼間、アフリカ帰りのアリスの部屋に現れては消える見知らぬ男たち。;シェイラと鉤十字—夜勤つづきの美人看護婦が患者の部屋で見たイメージはナチス残党の陰謀の印なのか。)
- 3 架空の仲間(龍の眼の少女—一四歳のナンシーのお友だちは、彼女と同じ緑の眼をもつ体長二メートル半のドラゴン。;チャネリング—妊娠中の妻を亡くしたマリファナ栽培師には、四次元世界で三歳になる娘がいる。;ひとりぼっち—コカイン密輸後にバミューダ海域で嵐に遭った船乗りのもとに現れた幼なじみの亡霊。;写真、撮って—元恋人の姿をいつでも目に浮かべてしまう男が、新しい女性と送った奇妙な恋愛生活。;トミー軍曹—厳格なユダヤ教徒の家庭で育った秀才少年の「忠実な部下」が犯した犯罪とは。)
- 4 生死にかかわる危険(檻—ヴェトナムで三日間幽閉され続けた帰還兵のトラウマを実験室で再体験してみると…;ドッペルゲンガー—泥棒に閉じ込められた優しいおばあちゃんがクローゼットの鍵穴から見た自分の分身。;絶叫—コカイン・ギャング戦争で捕らわれ皮剥ぎ拷問に遇った男が激痛の中で見た天国とは。;死—梯子から真っ逆さまに落ちて亡き兄と出会った男を、この世に呼び戻した歌声の主は。)
「BOOKデータベース」 より