ミレニアムの歴史 : ヨーロッパにおける終末のイメージ
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書誌事項
ミレニアムの歴史 : ヨーロッパにおける終末のイメージ
新評論, 2000.11
- タイトル別名
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Histoire de la fin du monde : de l'an mil à l'an 2000
- タイトル読み
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ミレニアム ノ レキシ : ヨーロッパ ニオケル シュウマツ ノ イメージ
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注記
原書 (Paris : Belfond, 1994) の翻訳
原注: p335-344
内容説明・目次
内容説明
ミレニアム(千年期)という言葉は、西洋キリスト教世界では単に年数を示すだけでなく、「世の終わり」に対する恐れと期待に満ちた〈幻影〉を意味した。著者は本書において、キリスト誕生以来2000年の歴史の中で、西洋の人々が「世の終わり」への恐れや期待をいかにイメージし、社会に混乱が生じた場合に「世の終わり」についての予言や噂がいかにとびかったかを、歴史、宗教、思想、魔術や占星術などの様々な文献を駆使して語っている。そして、地球環境破壊や核問題、モラルの低下等、新たな千年期に人類が直面している今日的な「世の終わり」の幻影に過去との共通性を探り、これに冷静に対拠するよう捉している。
目次
- 第1章 ある噂の歴史(はじめに、『ヨハネの黙示録』とは;御怒りの日、ヤーウェの日;キリスト教の黙示録;終末的ムード ほか)
- 第2章 “紀元1000年の恐怖”の真実と虚偽(ドラマの証人と作者;歴史家、ラウル・グラベル;他の歴史家、修道士リシェ;権力者たち ほか)
- 第3章 2000年をめぐる不安の数々(2000年をめぐる不安の数々;永遠に尽きない不安;2000年の予言者たち;魚座の時代から水瓶座の時代へ ほか)
「BOOKデータベース」 より