マックス・ヴェーバーの新世紀 : 変容する日本社会と認識の転回
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書誌事項
マックス・ヴェーバーの新世紀 : 変容する日本社会と認識の転回
未來社, 2000.11
- タイトル別名
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Max Weber
- タイトル読み
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マックス ヴェーバー ノ シンセイキ : ヘンヨウ スル ニホン シャカイ ト ニンシキ ノ テンカイ
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注記
内容: はじめに(橋本努, 橋本直人, 矢野善郎), I: 近代の行方 -- 「グローバル化社会」を問題化する(「ヴェーバリアン的問題としてのグローバル化」-「ヴェーバー・テーゼと歴史研究」, 「『儒教と道教』再読」), II: 人間像の変貌 -- ヴェーバーと「善き生」の理念(「文化の普遍史と現代」-「ヴェーバー『古代ユダヤ教』と私の研究史」, 「一九六四年前後」), III: 歴史からの眼差し -- ヴェーバーの時代を読む(「マックス・ウェーバーの「パーリア」論」-「尊敬すべき敵関係」, 「ウェーバー学の両義性について」), IV: テキストとの対話 -- 批判的解釈の地平(「『シュタムラー論文』の意義」-「「合わない頭をつけたトルソ」から「頭のない五肢体部分」へ」, 「エッセイ「マックス・ヴェーバー研究」」), 資料編(「ウェーバー的問題の今日的意義」-「日本のヴェーバー研究の今日的課題」, ), 略号一覧, 参照文献, 索引, 執筆者プロフィール
日本マックス・ウェーバー研究史略年譜 / 橋本直人作成: p340-351
参照文献一覧: 巻末p7-21
シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」(1999年11月於東京大学)をもとに編集した論文集
収録内容
- ヴェーバリアン的問題としてのグローバル化 / ヴォルフガング・シュヴェントカー [執筆] ; 中西武史訳
- マックス・ヴェーバーとタルコット・パーソンズ : 「資本主義の精神」のとらえ方をめぐって / 富永健一 [執筆]
- エスニシティ・ネイションの「政治・国家社会学」としての『経済と社会』 / 佐久間孝正 [執筆]
- ヴェーバー・テーゼと歴史研究 / 大西晴樹 [執筆]
- 『儒教と道教』再読 / 長尾龍一 [執筆]
- 文化の普遍史と現代 : 文化的生の「ドイツ的形式」とマックス・ウェーバー / 嘉目克彦 [執筆]
- 何故に日本のヴェーバー研究はニーチェ的モーメントを欠落させてきたか / 山之内靖 [執筆]
- 社会科学と主体 : ウェーバー研究の根本問題 / 橋本努 [執筆]
- ヴェーバー『古代ユダヤ教』と私の研究史 / 内田芳明 [執筆]
- 一九六四年前後 : 日本におけるウェーバー研究の一転機 / 石田雄 [執筆]
- マックス・ウェーバーの「パーリア」論 / 上山安敏 [執筆]
- ウェーバーの大統領制論とワイマル共和国崩壊の憲政史的問題 / 雀部幸隆 [執筆]
- 政治史と文化史との間 : マックス・ウェーバーと歴史学「方法論争」 / 牧野雅彦 [執筆]
- 尊敬すべき敵関係 : シュミット『政治的なものの概念』におけるヴェーバーの批判的受容について / 佐野誠 [執筆]
- ウェーバー学の両義性について / 濱井修 [執筆]
- 『シュタムラー論文』の意義 / 向井守 [執筆]
- 資本主義の精神における「教育」の契機 : 日本の『倫理』解釈史からの一考察 / 橋本直人 [執筆]
- 方法論的合理主義の可能性 : 「合理化史観」の呪縛を超えて / 矢野善郎 [執筆]
- 「合わない頭をつけたトルソ」から「頭のない五肢体部分」へ : 『マックス・ヴェーバー全集』(『経済と社会』「旧稿」該当巻)編纂の現状と問題点 / 折原浩 [執筆]
- エッセイ「マックス・ヴェーバー研究」 : 歴史は社会科学的認識の本質的基礎である(ホーニクスハイム) / 住谷一彦 [執筆]
- ウェーバー的問題の今日的意義 : シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」に向けて / 橋本努 [執筆]
- 問いの絶えざる再生のために : シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」を終えて / 橋本直人 [執筆]
- 日本のヴェーバー研究の今日的課題 : シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」を振り返って / 矢野善郎 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
日本のヴェーバー研究の到達点と可能性。日本を代表するヴェーバー研究者たちが一堂に会し、ヴィヴィッドな討議を繰りひろげたシンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」。その成果である本書は、最新のヴェーバー研究の水準と、新世紀にむけて継承すべき課題を明らかにする。
目次
- 1 近代の行方—「グローバル化社会」を問題化する(ヴェーバリアン的問題としてのグローバル化;マックス・ヴェーバーとタルコット・パーソンズ—「資本主義の精神」のとらえ方をめぐって ほか)
- 2 人間像の変貌—ヴェーバーと「善き生」の理念(文化の普遍史と現代—文化的生の「ドイツ的形式」マックス・ヴェーバー;何故に日本のヴェーバー研究はニーチェ的モーメントを欠落させてきたか ほか)
- 3 歴史からの眼差し—ヴェーバーの時代を読む(マックス・ウェーバーの「パーリア」論;ウェーバーの大統領制論とワイマル共和国崩壊の憲政史的問題 ほか)
- 4 テキストとの対話—批判的解釈の地平(『シュタムラー論文』の意義;資本主義の精神における「教育」の契機—日本の『倫理』解釈史からの一考察 ほか)
- 資料編(ウェーバー的問題の今日的意義—シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」に向けて;問いの絶えざる再生のために—シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」を終えて ほか)
「BOOKデータベース」 より