舌の記憶
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舌の記憶
スイッチ・パブリッシング, 2000.9
- タイトル読み
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シタ ノ キオク
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内容説明・目次
内容説明
白玉を食べるのは夏の陽ざしの火照りが退き始めていく夕暮れどきだった。昭和30年代の世田谷。女優の叔母と、銀座育ちの洒落者の伯父、夫と別れる決心をした母—。てんでばらばらの「家族」だったけれど、「食」にまつわる記憶は、「少女」だった私の五感をくすぐって、やるせなさと愛おしさを呼び起こす。
目次
- 春(祖母のジャムサンドビスケット;夜中の雛膳 ほか)
- 夏(くすぐったい白玉—白玉娘(上);別れの白玉—白玉娘(下) ほか)
- 秋(男優Mと哀しみのナポリタン;甘いクスリ ほか)
- 冬(チャボが居た裏庭;魚の部分 ほか)
「BOOKデータベース」 より