古今和歌集表現論
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古今和歌集表現論
笠間書院, 2000.12
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コキン ワカシュウ ヒョウゲンロン
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
911.135||SU961037725
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Note
著者の同名の博士論文(東京大学, 1994.3)を基とし,その後執筆した4本の論文を加えて補筆訂正を施したもの
Description and Table of Contents
Description
古今集によって開花した表現とは—。個々の歌に対する精緻な読み重ねにより、導き出される古今集以前〜以後の和歌表現の流れ、構築される表現体系・表現の史的展開。心象と物象が溶け合う歌の中、漢詩文・万葉集より受け継がれた表現、古今集にて新たに生み出され、また後へ続く表現が見えたとき「古今集」歌の本質が明らかになる。
Table of Contents
- 第1章 四季歌論(「雪と花の見立て」考—万葉から古今へ;「紅葉と錦の見立て」考—和歌と漢詩文の間;『古今集』における「景物の組合せ」—花を隠す霞・紅葉を染める露;「梅と鶯の組合せ」考;『古今集』の擬人法)
- 第2章 恋歌論(『古今集』恋歌の構造に関する試論;「忘る」「忘れず」考—時の推移の表現;「忘る」「忘れず」続考—類句から歌ことばへ;「待つ」考;「うらみ」考—歌ことばの生成;「あき」「あかず」考—万葉から古今へ)
- 第3章 『古今集』から『源氏物語』へ(柏木の物語と引歌)
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