詩の日本語
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詩の日本語
(中公文庫, お-3-6)
中央公論新社, 2001.1
- タイトル読み
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シ ノ ニホンゴ
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内容説明・目次
内容説明
なぜ、芭蕉は「てにをは」が詩の死命を制すると教えたのか、なぜ、日本詩歌史には精密で体系的な「詩学」の伝統が欠けているのか—古代から現代にまで通じる興味ある問題のかずかずを、詩の日本語の問題として探求しつづける現代詩の実作者が、未来を創造する日本語の詩の特質と魅力を具体的に解明してゆく。
目次
- 言葉における「文明開化」—訳詩の歴史が語るもの
- 日本詩歌の「変化」好み—移ろう「色」が語るもの
- 反俗主義と「色離れ」—内触覚重視が語るもの
- 恋歌の「自己中心性」—「ひとり寝」の歌が語るもの
- 美意識の「正系」と「傍系」—誇張・戯画化が語るもの
- やまとうたの「徳」と「呪力」—「てにをは」の働きが語るもの
- 洗練の極の「アニミズム」—『古今集』仮名序が語るもの
- 日本詩歌の「象徴主義」—「幽玄」の思想が語るもの
- 詩の「広がり」と「深み」—博識否定が語るもの
- 詩歌の「うたげ」と「孤心」—「歌合」の判詞が語るもの〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より