万葉集の発明 : 国民国家と文化装置としての古典

書誌事項

万葉集の発明 : 国民国家と文化装置としての古典

品田悦一著

新曜社, 2001.2

タイトル別名

The invention of Man'yōshū

タイトル読み

マンヨウシュウ ノ ハツメイ : コクミン コッカ ト ブンカ ソウチ トシテノ コテン

注記

本書と関連の深い既発表論文・随想: p350-351

内容説明・目次

内容説明

“天皇から庶民まで”が“素朴な感動を雄渾な調べで真率に表現した”民族が誇る国民歌集といわれる『万葉集』。この「古典」はいつ頃、いかにして成立したか。文学史を博捜して緻密な論理で、国民国家・民族と古典としての『万葉集』誕生との不可分の関係を跡づける。

目次

  • 第1章 天皇から庶民まで—『万葉集』の国民歌集化をめぐる問題系(国民歌集の構造;子規の再発見という通念;金属活字版『万葉集』の出現;一八九〇年という画期 ほか)
  • 第2章 千年と百年—和歌の詩歌化と国民化(国民歌集の前史;『新体詩抄』と和歌改良論;国文学と国民文学;子規のスタンス ほか)
  • 第3章 民族の原郷—国民歌集の刷新と普及(民謡の発明;万葉びとの創成;異端者伊藤左千夫;教育者の聖典—島木赤彦の万葉尊重)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA50893386
  • ISBN
    • 4788507463
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    356p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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