太宰治翻案作品論
著者
書誌事項
太宰治翻案作品論
(近代文学研究叢刊, 25)
和泉書院, 2001.2
- タイトル別名
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太宰治 : 翻案作品論
- タイトル読み
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ダザイ オサム ホンアン サクヒンロン
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内容説明・目次
内容説明
“中期”太宰を特徴づける翻案作品「女の決闘」および戦時下の作品集『新釈諸国噺』『お伽草紙』について、先行研究を整理し、原典との精密な比較検討を中心とした作品論を展開。太宰にとっての翻案という方法の必然性、その特質を具体的に明らかにする。
目次
- 序章 太宰治の翻案をめぐって(翻案作品の範囲;翻案作品研究の課題;原典と翻案作品との関係—『新釈諸国噺』を中心に;批評としての翻案—全体の見取り図として)
- 第1章 「女の決闘」論(先行研究の現在と問題の所在;女房の物語—原作の主題;語り手の物語(女学生にとっての決闘;亭主にとっての遺書);鴎外訳から太宰作へ)
- 第2章 『新釈諸国噺』論(「貧の意地」;「大力」;「猿塚」;「人魚の海」;「裸川」;「義理」;「女賊」;「赤い太鼓」と「粋人」)
- 第3章 『お伽草紙』論(先行研究における“融和”説の再検討;「瘤取り」;「浦島さん」;「カチカチ山」;「舌切雀」;<中期>作品の読みに向けて)
「BOOKデータベース」 より