友情の文学誌
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書誌事項
友情の文学誌
(岩波新書, 新赤版 720)
岩波書店, 2001.3
- タイトル読み
-
ユウジョウ ノ ブンガクシ
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内容説明・目次
内容説明
文学者へ成長する漱石と子規。鴎外が遺書筆録を託した賀古鶴所。「近さ」からドラマを生んだ芥川たち。志賀直哉ら師を持たない白樺派の世代。漢詩の世界、ギリシア・ローマ以来の言説にも目を配りながら、遭遇、切磋、別離など交流の綾を読み、日本近代文学の重要な局面をたどって、教養・信頼が育つ人間関係の空間をみつめる。
目次
- プロローグ 友情の遠近法—漢詩の世界
- 漱石と子規
- 鴎外と若き友—年齢差が生みだした友情
- 鴎外と賀古鶴所
- 第一のインテルメッツォ 青春の友から円熟の友へ—精神史的に
- 芥川龍之介とその周辺
- 「師弟」と「友情」の織物—耽溺と確執
- 作品の中の友情—漱石・鴎外ふたたび
- 白樺派の人々
- 第二のインテルメッツォ さまざまな友人たち
- 小林秀雄の世代
- フィナーレ 白洲正子、そして吉田健一
「BOOKデータベース」 より