江戸名所図会の世界 : 近世巨大都市の自画像

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江戸名所図会の世界 : 近世巨大都市の自画像

千葉正樹著

吉川弘文館, 2001.3

タイトル読み

エド メイショ ズエ ノ セカイ : キンセイ キョダイ トシ ノ ジガゾウ

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注記

索引: 巻末p1-11

内容説明・目次

内容説明

私たちが目にすることが出来る史料の大部分が時の為政者か比較的規模の大きい経営体の残したものであり、ふつうに生きている人々が文書を残していることはきわめて稀である。当然、どれだけ記録性の高い史料であっても、行政や経営の必要から情報が選択され、無意識のバイパスがかかっているはずである。現象としての都市、すなわち日々の暮らしが紡ぎだしていく都市社会を捉えていくためには、それはいかにも一面的な見方のように思えた。図像を研究対象に選んだのはその限界を突破できないかという期待からである。製作者の意図と背後に隠されていた江戸の実像をあぶり出す。

目次

  • 第1章 名所図会の到達と限界
  • 第2章 江戸認識の逆転
  • 第3章 江戸の都市景観構造と形成
  • 第4章 都市江戸の空間認識
  • 第5章 茅葺の場末をよむ
  • 第6章 都市空間の人・いきもの
  • 終章 ささやかな演出と二重の喪失

「BOOKデータベース」 より

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