デューラーと名声 : 芸術家のイメージ形成
著者
書誌事項
デューラーと名声 : 芸術家のイメージ形成
中央公論美術出版, 2001.2
- タイトル別名
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Auf der Suche nach dem Ruhm : Albrecht Dürers Self-fashioning
- タイトル読み
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デューラー ト メイセイ : ゲイジュツカ ノ イメージ ケイセイ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
著者の学位請求論文"Auf der Suche nach dem Ruhm. Studien zu Dürers zweiter Italienreise in den Jahren 1505-1507" (フライブルク大学, 1997.2) を基に大幅に加筆修正したもの
文献目録: p[321]-352
内容説明・目次
内容説明
イタリアに対する文化的劣勢の克服を願っていたドイツ人文学者たちにとって、デューラーは希望の星に映ったにちがいない。画家が共同体の名誉を高め、広く喧伝するに学者以上に有効な存在であることを彼等はイタリアにおける先例から熟知していた。彼等はデューラーに待望久しい文化的英雄としての可能性を看て取った。いまやデューラーの使命はイタリアにおいて己の技量を認めさせることにあったといえる。このような状況下の第二次イタリア旅行において、デューラーがどのように効果的に技量を誇示したのか、が本書の主たるテーマとなる。
目次
- デューラーの自己成型:“1500年の自画像”を中心に
- 第二次イタリア滞在における技量の誇示(描かれた蠅;速筆;醜い形象;異なる作風の併用)
- デューラーと名声のメカニズム
「BOOKデータベース」 より