刑法における因果論と侵害原理
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刑法における因果論と侵害原理
(久留米大学法政叢書, 8)
成文堂, 2001.3
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ケイホウ ニ オケル インガロン ト シンガイ ゲンリ
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Description and Table of Contents
Description
本書は、著者が16年前に九州大学に提出した博士中間論文「刑法における因果論の科学史的考察」を底本として、全面的に手を加え、完成させたものである。
Table of Contents
- 第1章 啓蒙に至る犯罪観の変遷と侵害原理発見の土壌(中世刑法の諸相;絶対主義刑法の形成;侵害原理の「論理構造」)
- 第2章 近代啓蒙主義における侵害原理と因果論的犯罪論(侵害原理の立法論的展開;侵害原理の理論的展開—フォイエルバッハの因果論的犯罪論;啓蒙主義的刑法理論の歴史的意義)
- 第3章 因果論の実証主義的純化と機能的後退(因果論的犯罪論の「発展」;条件説による因果論的犯罪論の解体;行政刑法の肥大化と魔女狩りの再現—人種管理政策)
- 第4章 侵害原理と因果論的犯罪論の再生へ向けて(侵害原理と因果論的犯罪論の歴史的意義と再生の方向;因果関係論の再構成;不真正不作為犯論の再構成;未遂犯論の再構成;社会法益論の再構成—「行政犯」問題の克服に向けて)
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