書誌事項

プルースト/写真

ブラッサイ [著] ; 上田睦子訳

岩波書店, 2001.3

タイトル別名

Marcel Proust sous l'emprise de la photographie

プルースト写真

タイトル読み

プルースト シャシン

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内容説明・目次

内容説明

まだ誕生したばかりの新しいメディアであった写真。カメラという機器の可能性を追究し、その機能を方法化して文学創造の核心に据えるプルースト。ブラッサイは、写真文化の草創期を生きたプルーストの生涯を溯り、当時の興味深い写真文化の場面を紹介し、ついで『失われた時を求めて』のテクストの具体相に深くその身を浸し論じる。その視野は相対性論や二〇世紀の認識論にまで広げられてゆく。本書は、卓越した写真家ならではの有無を言わせぬ説得力を持つプルースト論にして秀抜な芸術論である。

目次

  • 1 プルーストの生活における写真(情熱の誕生;写真の交換;プルーストの芸術形成における写真の役割)
  • 2 『時を求めて』の鍵(マルタ騎士団の巨大な写真;ラ・ベルマのポートレート;夫の心をとりもどすためジルベルトは夫の恋人の写真を手に入れる ほか)
  • 3 プルーストの思考への写真の影響(写真家のスタジオ;ルポルタージュ;ズームレンズ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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