ピエール・ロチ珍妙さの美学
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ピエール・ロチ珍妙さの美学
法政大学出版局, 2001.4
- タイトル読み
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ピエール ロチ チンミョウサ ノ ビガク
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注記
ピエール・ロチの肖像あり
内容説明・目次
内容説明
19世紀末ヨーロッパの虚無と倦怠を背負い、世界各地を歴訪して独特の異国趣味文学を創出したロチ—その日本三部作を記号論的手法で読みなおし、作品、作家、土地(長崎)がいずれも凋落的なエートスに貫かれているさまを浮彫にする。
目次
- 第1章 珍妙さの美学—『お菊さん』(献辞のレトリック;細部—その慎みと頑迷さ;脱線—不謹慎な統辞 ほか)
- 第2章 交通と落下—『秋の日本』(「ジャポヌリ」とはなにか;交通について;落下について)
- 第3章 中立論、あるいは凋落について—『お梅が三度目の春』(凋落;中立のフィギュール)
「BOOKデータベース」 より