芭蕉
著者
書誌事項
芭蕉
(集英社新書, 0089F)
集英社, 2001.5
- タイトル読み
-
バショウ
大学図書館所蔵 件 / 全80件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
芭蕉略年譜: p255-258
芭蕉句初句索引: p259-262
内容説明・目次
内容説明
芭蕉の句の特長は「連句」にあるとおもわれる。「座」の文学としての「連句」は、人々の会話と似ている。連続する心を保ちながら即興性をもち、しかも人事の物語性の芽や展開を詠みこんでいるおもしろさである。暗示のような言葉から主題がすべり出し、次々と成長し、また転換する。ともに楽しみあうのである。いずれも前句との関係でつながってゆく。発句はモノローグであるが、「連句」はディアローグ(対話)である。本書は俳諧という芸術のあり方を、芭蕉がどのようにみていたかを、時代を追って検証する
目次
- 芭蕉、伊賀上野の頃
- 俳諧への志と『貝おほひ』
- 談林風と江戸下向
- 隠者への道
- 『野ざらし紀行』
- 深川の庵
- 『笈の小文』
- 月の友
- 『おくのほそ通』
- 幻住庵と落柿舎
- 軽み
- 連句『ひさご』
- 連句『猿蓑』
- 近江から再び江戸へ
- 晩年の芭蕉
- 芭蕉の芸術論
「BOOKデータベース」 より