原子核の理論
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原子核の理論
(現代物理学叢書)
岩波書店, 2001.5
- タイトル読み
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ゲンシカク ノ リロン
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注記
「岩波講座現代の物理学・9 (第2刷)」 (1997年刊) の再刊
参考書・文献: p285-294
第2次刊行に際して: p.295-296
内容説明・目次
内容説明
本書は、原子核は有限個の陽子と中性子からなる量子多体系であるとの視点から、その多彩で特徴的な性質の理解をめざす。平均場描像、集団運動描像、カオス的描像など、一見相反する特徴が同一の系に実現しているユニークな系がどのような機構で発現するのかを概観し、相互関係を考察する。岩波講座としての第2次刊行にあたり補章を加え、重イオン反応によって生成される短寿命で不安定な原子核の構造について、最近の研究動向を紹介した。
目次
- 1 原子核の構造(核子多体系の存在領域;1粒子運動と殻構造;集団励起とモード‐モード結合;高励起状態の統計的性質;核構造における秩序と混沌)
- 2 集団運動の微視的理論(独立粒子運動と平均1体場;乱雑位相近似とボソン展開法;大振幅集団運動論)
- 3 原子核反応(原子核反応概観;光学模型;直接反応;熱平衡および非平衡過程;不安定核の構造)
「BOOKデータベース」 より