理由なき殺人の物語 : 「大菩薩峠」をめぐって
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書誌事項
理由なき殺人の物語 : 「大菩薩峠」をめぐって
(廣済堂ライブラリー, 004)
廣済堂出版, 2001.5
- タイトル読み
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リユウ ナキ サツジン ノ モノガタリ : 「ダイボサツトウゲ」 オ メグッテ
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注記
参考文献: p201-203
内容説明・目次
内容説明
「理由なき殺人」からはじまる『大菩薩峠』は、血みどろのホラーを希望の通路に換え、怪物だけが切り拓く未来をはるかにさし示す。
目次
- 1 つながっていく理由なき殺人—不安の底で安堵する
- 2 物語と介山と同時代と—三〇の基礎知識付登場人物紹介
- 3 冷ややかなる切断から—変則世界への血みどろの通路
- 4 仇討物語を解体する—それと気づく前に変えてしまえ
- 5 はじまりとしての「乱世=幕末」—「帝国」の系譜学
- 6 「境界」がひろがる—峠と間と辻と時代と
- 7 陽気なフリークス—回復を拒み雑音を聞く者たち
- 8 海と山のユートピア—「無名」の政治学、「失敗」の詩学
「BOOKデータベース」 より