蛇頭 (じゃとう) と人蛇 (ヤンセ) : 中国人密航ビジネスの闇
Author(s)
Bibliographic Information
蛇頭 (じゃとう) と人蛇 (ヤンセ) : 中国人密航ビジネスの闇
(集英社新書, 0101B)
集英社, 2001.7
- Other Title
-
蛇頭と人蛇 : 中国人密航ビジネスの闇
- Title Transcription
-
ジャトウ ト ヤンセ : チュウゴクジン ミッコウ ビジネス ノ ヤミ
Available at / 82 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
注および参考文献: p177-186
Description and Table of Contents
Description
たとえば中国大陸の片田舎の村から、彼らは危険を冒してやってくる。「人蛇」と呼ばれる中国人密航者たちは、「蛇頭」の手引きによって海を渡り、社会の闇にその身を隠す。年収何十年分の借金をしてまで、彼らが得ようとするものは何か。ボーダーレス社会といわれる現実の、避けられないもうひとつの形が、そこには垣間見える。改革開放政策、天安門事件、市場経済化の90年代を経て、変貌しつづける中国。バブル経済の根深い歪みを脱しきれない日本。—福建省、ニューヨーク取材も交えながら、密航ビジネスの当事者たちの実態に迫る。
Table of Contents
- 序(新設された「不法在留罪」;蛇頭というシステム ほか)
- 第1章 海を越える“黄金夢”—一攫千金を夢見た密航者たちの地獄(若者のスローガンは“下海”;老華僑と新移民 ほか)
- 第2章 人蛇のプッシュ要因とプル要因—改革開放が後押しする密航・村おこし(福建のアメリカ村;“金山の客”の里帰り ほか)
- 第3章 現代蛇頭と中国人集団密航事件—「カネがあれば命はいらない」(蛇頭第一世代から第二世代へ;海の黄金三角地帯の利権争い ほか)
- 結び 日本社会を変える安価の労働者—三K職場と新三K問題(「落葉帰根」から「落地生根」へ;工頭の登場と新三K問題 ほか)
by "BOOK database"