コミュニケーションの社会史
著者
書誌事項
コミュニケーションの社会史
(Minerva西洋史ライブラリー, 49)(京都大学人文科学研究所報告)
ミネルヴァ書房, 2001.8
- タイトル読み
-
コミュニケーション ノ シャカイシ
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注記
はじめに(前川和也, 小山哲), I: 遠くに伝える(第1章「初期メソポタミアの手紙と行政命令文」-第4章「地の果ての外交」), II: 語りかける(第5章「文字のかなたに」-第8章「恋文と新聞のあいだ」), III: 語りあう(第9章「農村の時間認識と歴史」-第12章「ラテン語とドイツ語のはざまで」), IV: 争う(第13章「中・近世ドイツ農村社会の武装・暴力・秩序」, 第14章「名誉の喪失と回復」), あとがき(前川和也), 執筆者紹介
収録内容
- 初期メソポタミアの手紙と行政命令文 / 前川和也 [執筆]
- 広域情報伝達システムの展開とトゥルン・ウント・タクシス家 : 一六、一七世紀における帝国駅逓の拡充を中心に / 渋谷聡 [執筆]
- メディアとしての聖地巡礼記 : 中世地中海世界の情報網 / 高田京比子 [執筆]
- 地の果ての外交 : 一六世紀のモルッカ諸島とポルトガル / 合田昌史 [執筆]
- 文字のかなたに : 一五世紀フィレンツェの俗人筆録説教 / 大黒俊二 [執筆]
- 「聖年」の誕生 : 「うわさ」の生み出したもの / 山辺規子 [執筆]
- 聖餐式と会衆歌 / 渡邊伸 [執筆]
- 恋文と新聞のあいだ : 近世ポーランド王権とニュース・メディア / 小山哲 [執筆]
- 農村の時間認識と歴史 / 森明子 [執筆]
- コミュニケーション過程としての啓蒙主義 : 一八世紀末ドイツの読書協会 / 三成美保 [執筆]
- 会話と議論 : 一八世紀フランスにおける社交の衰退 / 富永茂樹 [執筆]
- ラテン語とドイツ語のはざまで : 生存闘争のなかの人文主義者 / 佐々木博光 [執筆]
- 中・近世ドイツ農村社会の武装・暴力・秩序 / 服部良久 [執筆]
- 名誉の喪失と回復 : 中世後期ドイツ都市の手工業者の場合 / 田中俊之 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
京都大学人文科学研究所において、1995年から1998年までの3年間実施された共同研究、「コミュニケーションの社会史」の成果報告集。交通、通信手段、印刷技術などが格段の発達をとげる以前の諸社会、主として19世紀までのヨーロッパ社会において、人と人とが相互に理解しあうために、情報がどのように伝達されたか、情報はどのように受けとめられ、そしてそれによって人間の社会的結合のありかたがどのように変容していったかを分析。
目次
- 1 遠くに伝える(初期メソポタミアの手紙と行政命令文;広域情報伝達システムの展開とトゥルン・ウント・タクシス家—一六、一七世紀における帝国駅逓の拡充を中心に ほか)
- 2 語りかける(文字のかなたに—一五世紀フィレンツェの俗人筆録説教;「聖年」の誕生—「うわさ」の生み出したもの ほか)
- 3 語りあう(農村の時間認識と歴史;コミュニケーション過程としての啓蒙主義—一八世紀末ドイツの読書協会 ほか)
- 4 争う(中・近世ドイツ農村社会の武装・暴力・秩序;名誉の喪失と回復—中世後期ドイツ都市の手工業者の場合)
「BOOKデータベース」 より