うつ病と躁病 : 現象学的試論
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うつ病と躁病 : 現象学的試論
みすず書房, 2001.6
- : 新装
- タイトル別名
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Melancholie und Manie : phänomenologische Studien
- タイトル読み
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ウツビョウ ト ソウビョウ : ゲンショウガクテキ シロン
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注記
原著:(Pfullingen; Neske, 1960)の翻訳
附:参考文献
内容説明・目次
内容説明
本書は『精神分裂病』から3年後に発表され、前著がハイデッガーの理論を基礎においた現存在分析の方法で、分裂病者の世界を分析しているのに対し、フッサールの先験的現象学にさかのぼって現象学的方法で、うつ病と躁病者の世界を把握しようとする試みである。それは「精神医学的“実存形式”の“人間学的構造”の性格づけのみでは不十分であって、その世界の特性を、その構成に基づいて研究すること」であった。1920年代以後のフッサールの現象学が、精神医学に対してもつ意義を明確に示している。
目次
- うつ病(うつ病の過去視;うつ病の未来視 ほか)
- 躁病(代表象と相互主観性に関するフッサールの学説;共同世界の構造のなかで、躁病者において機能を停止した諸契機の現象学的分析—代表象の障害にもとづいて ほか)
- 躁病とうつ病(躁うつの背反性;フッサールの純粋自我論の、躁‐うつ背反性の本質了解に対して持つ意義)
- 躁病、うつ病、精神分裂病の経験様式
「BOOKデータベース」 より