変貌する中国政治 : 漸進路線と民主化
著者
書誌事項
変貌する中国政治 : 漸進路線と民主化
東京大学出版会, 2001.9
- タイトル別名
-
Transformation of politics and society in the post-Mao China
- タイトル読み
-
ヘンボウ スル チュウゴク セイジ : ゼンシン ロセン ト ミンシュカ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
Transformation of politics and society in the post-Mao China / Tang Liang
参照文献: p267-273
内容説明・目次
内容説明
中国社会は今や変化プロセスの真っ只中にある。政治改革は天安門事件のような挫折を喫し、試行錯誤を繰り返し、民主化の実現まで程遠いが、毛沢東時代の「専制政治」と比べれば、政治の改善があらゆる分野で見られる。しかし、日本を含む欧米諸国では、中国政治の認識がおおよそ一九八九年の天安門事件に止まっており、政治改革の成果および民主化の進展を正当に評価しているとは言いがたい。本書は、政治改革の漸進路線に注目し、現段階を民主化への環境整備期と位置付け、分野別の実証的な分析によって主要な「中間成果」を検証するものである。
目次
- 序章 漸進路線と民主化
- 第1章 共産党の変容と政治改革の拡大
- 第2章 国家=社会関係の変化
- 第3章 マス・メディアの変容
- 第4章 情報革命と「知る権利」の拡大
- 第5章 「草の根」民主主義の成長
- 第6章 疑似議会制民主主義の発展
- 第7章 権力力学の変化と政治運営の改善
「BOOKデータベース」 より