日本語大博物館
著者
書誌事項
日本語大博物館
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2001.9
- タイトル別名
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日本語大博物館 : 悪魔の文字と闘った人々
- タイトル読み
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ニホンゴ ダイハクブツカン
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注記
ジャストシステムより刊行(1994.1)されたものに増補したもの
主要参考文献: p319-324
内容説明・目次
内容説明
明治の幕開けは、欧米の言葉にくらべて複雑で難解な日本語を、簡潔な言語・文字にし、効率的に表記しようとする「近代化」への挑戦のはじまりでもあった。日本語活字誕生秘話、活字文化の大衆化を支えた人々、苦闘の末に大事典をつくりあげた諸橋轍次と大槻文彦の偉業、漢字廃止・カナ文字運動の理想と現実、ガリ版文化の開花と衰退、写植の創造に半生を傾けた男、そしてワープロの誕生…。埋もれた厖大な資料を掘り起こし、この100年の日本語「近代化」に注がれた全情報の軌跡を追う、渾身の日本語探求図鑑。カラー図版多数。
目次
- 第1章 幕末活字顛末期—活字に憑かれた人々
- 第2章 活字との密約—“壮厳なる森”に魅せられた人々
- 第3章 起死回生の夢—昭和活字文化の七〇年
- 第4章 ことばの海に漂う—諸橋轍次と大槻文彦
- 第5章 カナに生き、カナに死す—カナ文字運動の理想と現実
- 第6章 ローマ字国字論の目ざしたもの—田中館愛橘、田丸卓郎と日本のローマ字社
- 第7章 日本語改造法案—人工文字に賭けた人々
- 第8章 漢字廃止論VS.漢字万歳論—国語表記論争の過去と現在
「BOOKデータベース」 より