金石範と「火山島」 : 済州島4・3事件と在日朝鮮人文学
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金石範と「火山島」 : 済州島4・3事件と在日朝鮮人文学
同時代社, 2001.8
- タイトル読み
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キン セキハン ト カザントウ : サイシュウトウ 4 3 ジケン ト ザイニチ チョウセンジン ブンガク
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内容説明・目次
内容説明
「火山島」は1948年から49年にかけての南朝鮮を舞台に、済州島四・三事件と親日派処断問題を二大支柱として構成され、金石範のライフワークとして結実した一大長編小説である。本書は、これを主として政治・社会的視点から論ずる意欲的試みである。
目次
- 第1章 『火山島』への道程—「鴉の死」から朝鮮語版『火山島』へ(50年代「鴉の死」ほか;60年代の未完の長編小説『火山島』)
- 第2章 『火山島』の構成と主題—主人公の転換問題を中心に(登場人物;ストーリー展開)
- 第3章 『火山島』における現代史把握(『火山島』と現代史把握—解放三年史をめぐって;『火山島』と親日派 ほか)
- 第4章 『火山島』と四・三事件—史実とフィクション(第1期(48年2月から5月まで、『火山島』第1〜3巻);第二期(48年5月から同年10月まで、『火山島』第4〜6巻) ほか)
- 第5章 李芳根の家族制度批判、ならびに女性観、恋愛・結婚観(李芳根の親子関係・家族観;妹の保護者としての李芳根 ほか)
「BOOKデータベース」 より