彼の手は語りつぐ
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彼の手は語りつぐ
あすなろ書房, 2001.5
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Pink and Say
彼の手は語りつぐ
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カレ ノ テ ワ カタリツグ
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Description
ピンクとセイは、とちらも奴隷制廃止を支持するリンカーン大統領率いる北軍の兵士ですが、戦争に参加した動機にはずいぶんちがいがあるようです。この戦争の意義について深く考えたことはなかったように見えるセイにとっては、ワクワクする冒険にでも参加するつもりだったのかもしれません。一方、ピンクにとってこの戦争は、まさに自分のための戦争です。奴隷制を擁護する南部のジョージア州で奴隷の子として育ったピンクが、なぜ北軍の兵士として戦っているのか不思議に思われる方もいるかもしれません。実は北軍には南部からの逃亡奴隷を中心とした黒人部隊が組織され、戦争終結までには18万人もの黒人が参加しています。ピンクもそのうちのひとりなのです。この絵本は、そんなふたりの少年の出会いと友情、そして別れを描いた本当にあった物語なのです。
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