台湾 : 変容し躊躇するアイデンティティ
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台湾 : 変容し躊躇するアイデンティティ
(ちくま新書, 318)
筑摩書房, 2001.11
- タイトル読み
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タイワン : ヘンヨウ シ チュウチョ スル アイデンティティ
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注記
参考文献: p246-249
台湾史略年表: p250-254
内容説明・目次
内容説明
中国大陸の東南、東北アジアの西南、東南アジアの東北に位置するこの島は、いわば海のアジアと陸のアジアの「気圧の谷」。アジア史の大きなうねりの中でその歴史を刻んできた。20世紀後半、経済発展と政治的民主化を得た台湾は、いま、どこへ行こうとしているのか—中国との平和的共存は可能なのか。東アジアにおける国際的役割とはなにか。日・米との関係は—緊張続く台湾の現在と未来を、濃密な歴史を掘り起こし、現代アジア史に位置づけ直すことによって解き明かしてゆく。
目次
- 第1章 「海のアジア」と「陸のアジア」を往還する島—東アジア史の「気圧の谷」と台湾
- 第2章 「海のアジア」への再編入—清末開港と日本の植民地統治
- 第3章 「中華民国」がやって来た—二・二八事件と中国内戦
- 第4章 「中華民国」の台湾定着—東西冷戦下の安定と発展
- 第5章 「変に処して驚かず」—「中華民国」の対外危機と台湾社会の自己主張
- 第6章 李登輝の登場と「憲政改革」
- 第7章 台湾ナショナリズムとエスノポリティクス
- 第8章 中華人民共和国と台湾—結びつく経済、離れる心?
- 第9章 「中華民国第二共和制」の出発
「BOOKデータベース」 より