昭南島に蘭ありや
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昭南島に蘭ありや
(中公文庫, [さ-45-2],
中央公論新社, 2001.11
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ショウナントウ ニ ラン アリヤ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784122039308
内容説明
昭和16年、シンガポールに在住する日本人に引き上げ命令が降りた。台湾生まれの客家の青年・梁光前は、その日から己の存在を問い続けることになる。中華の民か、大日本帝国の臣民か。どちらでもあり、どちらにもなれない己とは何か?ふとしたことから中華義勇軍に入ることとなった光前は…。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784122039414
内容説明
昭和17年、日本軍はシンガポールを占領し、昭南島と改名した。過酷な軍政を敷く帝国軍に華僑は抵抗する。戦争という歴史の歯車が軋みをあげる中、己の存在に悩む光前は遂に決断する。自分自身の手で自分が何者なのかを示すことを。そして東条英機暗殺計画が密やかに進行し始めた—。
「BOOKデータベース」 より