モーツァルティアーナ : 海老澤敏先生古希記念論文集
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書誌事項
モーツァルティアーナ : 海老澤敏先生古希記念論文集
東京書籍, 2001.11
- タイトル別名
-
Mozartiana : the festschrift for the seventieth birthday of professor Ebisawa Bin
モーツァルティアーナ : 海老沢敏先生古希記念論文集
- タイトル読み
-
モーツァルティアーナ : エビサワ ビン センセイ コキ キネン ロンブンシュウ
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注記
執筆: アンガーミュラー, ルードルフほか
海老澤敏先生の肖像あり
海老澤敏先生の略歴と業績: p[625]-648
収録内容
- 序章. モーツァルティアーナ
- 海老澤敏を論ずる / 徳丸吉彦著
- 第1章. モーツァルト研究
- モーツァルトの「ピアノ協奏曲ニ短調」K.466 : その自筆譜と初演楽器について / イングリト・フックス著 ; 山下道子訳
- モーツァルトの「クレド」書法 / 礒山雅著
- モーツァルトの易しいソナタの複雑な諸相 / 小林義武著
- 「ピアノ協奏曲第23番」K.488はモーツァルトがバルバラ・プロイヤーに献呈した3番目の協奏曲か? / ロバート・D・レヴィン著 ; 若松茂生訳
- 「狩」の展開 -- 典型としての例外 : モーツァルトの「弦楽四重奏曲変ロ長調」K.458のソナタ形式 / 前田昭雄著
- モーツァルトの「ハイドン四重奏曲」 : 新全集の校訂とモーツァルトの作品概念をめぐって / 森泰彦著
- コンサート・アリア「レチタティーヴォとアリア (ロンド) "どうしてあなたが忘れられるだろうか -- 心配しなくともよいのです、愛する人よ"」K.505をめぐる諸問題 / 竹内ふみ子著
- モーツァルト1772年の飛躍 : 「創造的進化」の軌跡 / 田村和紀夫著
- ボローニャでの声変わり / 田辺秀樹著
- モーツァルトとピアノ / 渡邊順生著
- モーツァルトのオーボエ・パートにおけるcis'/des' / 安田和信著
- モーツァルトのザルツブルク時代の宗教音楽と「ミサ曲ハ短調」 K.427 / ニール・ザスロウ著 ; 土田英三郎訳
- 第2章. モーツァルトの時代とモーツァルト受容
- モーツァルトのための「ソネット」(1770年1月、ヴェローナ)の作者ザッカリア・ベッティ / ルードルフ・アンガーミュラー著 ; 藤原一弘訳
- 射的 : モーツァルト時代(1770-1795)のザルツブルクにおける日曜日の娯楽 / ギュンター・G・バウアー著 ; 藤原一弘訳
- 同時代人たちの手紙におけるモーツァルトに関する報告 : ウィーン楽友協会図書館に所蔵される注目されなかった資料 / オットー・ビーバ著 ; 礒山雅訳
- モーツァルト時代のジェンダー : マッダレーナ・ロンバルディーニ= シルメン(1745-1818)の事例を通して / 小林緑著
- ロホリッツによるモーツァルトとラファエロとの比較論 : モーツァルト初期受容の一側面 / 松田聡著
- 明治・大正時代における日本のモーツァルト受容 / 西原稔著
- 昭和初期国内プレスSPレコードにみるモーツァルト受容 / 渡辺千栄子著
- 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525の受容と普及をめぐっ て / 吉成順著
- 第3章. 西洋音楽史研究
- "天使セラフィム"を通して見る「オリーヴ山のキリスト」 / 藤本一子著
- 「日本の歌」作品15の草稿に反映されたザルツブルク時代のアイネム / 樋口隆一著
- もうひとつの「ディアベッリ変奏曲」をめぐって / 平野昭著
- トロカデロ宮とフランスオルガン音楽 / 井上さつき著
- ジョヴァンニ・アンドレーア・ボンテンピに関する一考察 : ドイツで初演されたイタリア・オペラ「パリデ」への道 / 川端眞由美著
- マレンツィオの4声マドリガーレにおける歌詞の選択 : マドリガーレにおける歌詞の傾向(4) / 岸本宏子著
- 新しいC.P.E.バッハ像に向けて : 1988年以降の研究動向を視点として / 久保田慶一著
- シュッツの「12曲の教会聖歌集」作品13(1657)について / 正木光江著
- シューベルト「冬の旅」再考 / 三宅幸夫著
- 18世紀末ドイツ文芸誌における詩と音楽について / 村田千尋著
- ベートーヴェン、初期ピアノ・ソナタの展開部 : 試行錯誤の日々 / 佐野光司著
- バロック期フランスの音楽文献に見るフランス語音節の長短論 : バシイを中心に / 内野允子著
- H.ミトビウスの「プサルモディア・クリスティアーナ」(1665) : ルター派正統主義教会の音楽観をさぐる / 山下道子著
- 第4章. 音楽の理論と美学
- Th.W.アドルノ「新音楽の哲学」におけるAuthentizität / 東口豊著
- ルネサンス音楽理論における「調和分割」 / 片山千佳子著
- 「うたう」ということ / 川田順造著
- ラグネとル・セールの音楽論争に見る国民様式意識の形式 / 小穴晶子著
- 記号論の音楽への応用 : C.S.PeirceおよびA.J.Greimasをとりあげて / 大久保靖子著
- 「哲学者」たちの自然 : ルソー=ラモー論争をめぐって / 佐々木健一著
- 芸術における即興と協働 : 集団即興をめぐる断片的メモ / 鷲見洋一著
- 音楽学としての音楽理論 : リーマン再考 / 角倉一朗著
- ふたつの音楽 : ギリシア音楽断章 / 利光功著
- 第5章. 社会と文化
- 幼稚園の創始者フレーベルの唱歌遊戯の教育 / 藤田芙美子著
- スウィフトにとってアイルランドとは何か / 海保真夫著
- ブリューゲルの耳 : 音の聞こえる絵 / 森洋子著
- 古典音楽への一般受容者的接近の試み / 茂木一衞著
- 20世紀初頭のイギリスにおけるヨーロッパ大陸の音楽受容 / 楢崎洋子著
- 音楽史のなかの英語賛美歌 : 21世紀に受け継がれる基本レパートリーをめぐって / 横坂康彦著
- 第6章. 日本と世界
- 日本の雅楽と唐の雅楽および燕楽 / 張前著
- 北園克衛と音楽(2) : 1950年代のアプローチその1 / 長木誠司著
- 音楽についての音楽 : 日本におけるマーラー受容に関する一考察 / 船山隆著
- 秘められた転機 : 山田耕筰の1917年 / 後藤暢子著
- 世界のなかの江戸洋楽史 : 江戸期洋楽史料からみた西洋音楽 / 笠原潔著
- Fancy・gagaku源博雅作曲「五行長秋楽」 / 芝祐靖著
- 大正期日本の西洋音楽受容の一側面 : 澤田柳吉と久野ひさのベートーヴェン演奏の様式分析 / 渡辺裕著
内容説明・目次
内容説明
モーツァルトを中心に据えながら、人間と音楽の豊かで多面的な関係を解明しつづけてきた海老沢敏先生へのオマージュ。第一線の海外モーツァルト研究家からの寄稿をはじめ、音楽と、その関連諸分野の書き下ろし論文を多数収録。21世紀の音楽研究の方向を見据えた、斬新な論文集。
目次
- 序章 モーツァルティアーナ
- 第1章 モーツァルト研究
- 第2章 モーツァルトの時代とモーツァルト受容
- 第3章 西洋音楽史研究
- 第4章 音楽の理論と美学
- 第5章 社会と文化
- 第6章 日本と世界
「BOOKデータベース」 より