『葉隠』の武士道 : 誤解された「死狂ひ」の思想

書誌事項

『葉隠』の武士道 : 誤解された「死狂ひ」の思想

山本博文 [著]

(PHP新書, 184)

PHP研究所, 2001.12

タイトル読み

ハガクレ ノ ブシドウ : ゴカイサレタ シニグルイ ノ シソウ

大学図書館所蔵 件 / 46

注記

参考文献: p200-202

主な引用史料: p203

内容説明・目次

内容説明

武士道と云は死ぬ事と見付たり—あるべき武士道を説いた「死狂ひ」の書として高く評価されてきた『葉隠』。だが泰平社会を無難に世渡りした著者・常朝に「死の哲学」などあったのか。佐賀藩・鍋島家の「豪気な家風」とは対照的に、勇ましいだけの言葉で飾られた常朝の思想。それは生き抜くための思考を放棄した、老人の「たわ言」に過ぎなかった。本書では、その「机上の空論」を明らかにするとともに、名誉に命を懸けた本物の武士(曲者)の姿に迫る。誤解され続けた「葉隠武士道」に新たな見地を拓く一冊。

目次

  • 第1部 鍋島家の家風(竜造寺家から鍋島家へ;戦国武将・鍋島直茂;初代藩主・鍋島勝茂;世子・鍋島忠直の夭折;慈愛に満ちた二代藩主・鍋島光茂)
  • 第2部 武士を取り巻く世界(武士らしさとはなにか;死への渇望;『葉隠』の女性たち;すくたれ者を嫌う藩主;赤穂事件と武士の「一分」):第3部 『葉隠』の「思想」(「主君への没我的奉公」の正体;常朝における諫言の姿勢;武士道は死ねばよいのか;処世術としての『葉隠』)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA54824159
  • ISBN
    • 4569619401
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    203p
  • 大きさ
    18cm
  • 親書誌ID
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