富士山宝永大爆発
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書誌事項
富士山宝永大爆発
(集英社新書, 0126D)
集英社, 2002.1
- タイトル読み
-
フジサン ホウエイ ダイバクハツ
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注記
引用資料: p266-267
内容説明・目次
内容説明
今でこそ、穏やかで美しい姿形を見せている富士山だが、約三百年前の宝永四年(一七〇七)に大爆発している。およそ一〇億立方メートルの山体が一挙に吹き飛び、偏西風にのった火山灰は江戸の町にまで及んだ。その爆発の激しさは、今でも富士山中腹の宝永噴火口に見てとれる。著者は、当時最も大きな被害を受けた東麓の須走村(現・小山町)をはじめ、村々の記録を丹念に読み込むことで、百年にも及ぶ被災地の困難と、それでも、民衆が幕府、藩を動かし復興を勝ち取っていった歴史ドラマを浮き彫りにする。ふたたび富士山の火山活動が予感される今、改めて巨大災害からの復興の歴史に学びたい。
目次
- 六二〇年ぶりの大爆発
- その日からの飢餓と訴願
- 幕領に切り替える
- 御厨地方、自力砂除の苦難
- 伊奈忠順の御厨巡検と砂除金支給
- 復興の道遠く
- 生き残りをかけた入会地紛争
- 酒匂川川筋一変
- 田中丘隅と文命堤
- 蓑笠之介の普請と足柄復興への道
- 終りなき御厨地方の苦闘
- 終りに
「BOOKデータベース」 より