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貨幣と価値 : 古典派・新古典派貨幣理論の再考察

J-M. グランモン著 ; 福岡正夫訳

創文社, 2001.12

Other Title

Money and value : a reconsideration of classical and neoclassical monetary theories

Title Transcription

カヘイ ト カチ : コテンハ シンコテンハ カヘイ リロン ノ サイコウサツ

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Note

参考文献: p[245]-247

グランモン著作目録: p[248]-250

Description and Table of Contents

Description

貨幣はその供給量や利子率の操作をつうじて、経済活動にどのような影響を及ぼすか。グランモンは、アレ=サミュエルソンの重複世代モデルの枠組みに一時的均衡の理論を導入することで、この問題を分析する独自の手法を確立した。本書はヒックス、パティンキンなどにより追究されてきたテーマに新たな視点から挑戦を試みた本格的な業績である。著者は、新古典派流の実質残高効果が通時的代替効果によって補強される必要があるとし、その条件として将来の価格や利子率に関する各主体の予想がある程度不感応的であらねばならないと説く。本書のもっとも重要な貢献は、その予想条件を貨幣的均衡存在のための基本条件として明確に位置づけ、反面インフレやデフレ時にはそれらの条件が満たされないところから均衡が保証されない事態がしばしば生じうることを明示した点に求められよう。

Table of Contents

  • 1 予想と実質残高効果
  • 2 短期における貨幣と信用
  • 3 貨幣と信用を含む古典派的定常状態
  • 4 公開市場政策と流動性
  • 付録(予備的説明;予想と実質残高効果;短期における貨幣と信用;貨幣と信用を含む古典派的定常状態;公開市場政策と流動性)

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Details

  • NCID
    BA55383241
  • ISBN
    • 4423851040
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    xi, 257p
  • Size
    23cm
  • Classification
  • Subject Headings
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