映画狂人シネマの煽動装置
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映画狂人シネマの煽動装置
河出書房新社, 2001.12
- タイトル読み
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エイガ キョウジン シネマ ノ センドウ ソウチ
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注記
「シネマの煽動装置」 (話の特集 1985年刊) の改題
内容説明・目次
内容説明
映画を限定する「ファシズム」と、紋切型で受容する「頽廃」に対する大胆な闘争をくり広げる!装いも新たに待望の名著復刊。
目次
- ラットゥアーダを透して吸血鬼を垣間見ることの反時代的な興奮について
- 黒沢現象がフィルム的感性を硬直化させぬためになさるべきことがらについて
- 映画的記憶の抑圧が真に反動的なものとして機能する場合の危険について
- ロバート・ベントンの新作が露呈させた映画的「知」と感性の頽廃について
- 真に偉大なシネアストはいずれも潜在的な喜劇映画の監督である
- 殺意の跳梁する映画館で殺人が演じられないことの映画的矛盾について
- 『地獄の黙示録』をヴェトナム戦争の映画として語ることは野蛮なファシズムである
- ベトコンがサーフィンやロシアン・ルーレットの名人であるか否かを問うことの映画的ファシズムについて
- たやすく走りだそうとはしない映画がいきなり疾走しはじめることの感動について
- 昨今の自堕落な大作の責任は、もはや角川春樹ではなく、映画作家の責任に帰すべきであること〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より