ライト・フライヤー号の謎 : 飛行機をつくりあげた技と知恵

書誌事項

ライト・フライヤー号の謎 : 飛行機をつくりあげた技と知恵

鈴木真二著

(はなしシリーズ)

技報堂出版, 2002.2

タイトル別名

ライト・フライヤー号の謎

タイトル読み

ライト フライヤーゴウ ノ ナゾ : ヒコウキ オ ツクリアゲタ ワザ ト チエ

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注記

本書に関係する飛行機の歴史年表: p214-215

資料: p217-220

内容説明・目次

内容説明

今から100年ほど前の1903年、ライト兄弟はフライヤー号で人類初の動力飛行に成功した。兄弟が飛行機をつくりあげた過程は苦難の道でありながら、「創造」の喜びに満ちていた。この「創造」の技と知恵は、われわれに感動とさまざまな示唆を与えてくれる。しかし、初飛行後の彼らの栄華はあまりに短い。飛行機が急激な発展を遂げるなか、兄弟はなぜパイオニアの悲哀にさらされねばならなかったのか、兄弟の限界はどこにあったのか。本書では、ライト兄弟以降の航空工学の発展も振り返りながら、技術と科学のあり方を考え、飛行力学の観点からフライヤー号の技術的特徴と限界を浮彫りにする。

目次

  • 飛行への関心が芽生える
  • 先人の研究を調べる
  • 飛行機の研究に着手する
  • グライダーを飛ばす
  • グライダーの揚力を計算する
  • 揚力の不足を解決する
  • 操縦方法を確立する
  • フライヤー号の動力飛行に成功する
  • 実用機に仕上げる
  • 飛行機の売込みを開始する
  • カーチスと特許をめぐり争う
  • 揚力はなぜ発生するか—翼理論の誕生
  • フライヤー号の翼はなぜか薄いか—境界層理論の誕生
  • パイロットはなぜ左席か—操縦方式の変遷
  • 手ばなし飛行への挑戦—自動操縦装置の誕生
  • ロッキード・ベガとダグラスDC−3—近代的飛行機の誕生

「BOOKデータベース」 より

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