朝鮮銀行 : ある円通貨圏の興亡
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朝鮮銀行 : ある円通貨圏の興亡
(PHP新書, 193)
PHP研究所, 2002.3
- タイトル読み
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チョウセン ギンコウ : アル エン ツウカケン ノ コウボウ
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注記
朝鮮銀行年表: p261〜266
参考資料: 巻末
内容説明・目次
内容説明
日露戦争によって韓国は日本の保護国となった。朝鮮銀行は、明治四十二年、韓国銀行として設立、翌年の韓国併合で朝鮮銀行と改称され、太平洋戦争終結により閉鎖される三十六年間、軍事行動と結びついて東アジアに円の通貨圏を形成していった。貧弱な国力の日本が戦費を調達し、戦争を継続していけたのは朝鮮銀行の存在があったからである。本書は、通貨金融の面から明治期の朝鮮半島進出、シベリア出兵、「預け合」による日中・太平洋戦争の戦費調達まで、日本の大陸政策の歴史を辿る。
目次
- 第一国立銀行の朝鮮進出
- 韓国併合を進める日本
- 朝鮮銀行、満州へ進出
- 第一次世界大戦と中国借款
- シベリア出兵と鮮銀券の“シベリア出陣”
- ロマノフ金貨の買い取り
- 金融恐慌時の朝鮮銀行
- 満州事変と中国の幣制改革
- 日中戦争と戦費の調達
- 太平洋戦争下の朝鮮銀行
- 終戦と朝鮮銀行の閉鎖
- 韓国銀行発足と朝鮮戦争
「BOOKデータベース」 より