女性が語るフィリピンのムスリム社会 : 紛争・開発・社会的変容

書誌事項

女性が語るフィリピンのムスリム社会 : 紛争・開発・社会的変容

石井正子著

明石書店, 2002.2

タイトル別名

Stories of Muslim women in the Philippines : armed conflict, development, and social change

タイトル読み

ジョセイ ガ カタル フィリピン ノ ムスリム シャカイ : フンソウ カイハツ シャカイテキ ヘンヨウ

注記

参考文献: p215-231

内容説明・目次

内容説明

本書は、一九七〇〜八〇年代に内戦を経験し、避難民となり、資本主義経済が拡大していったなかで日常生活を再建してきたミンダナオ島のムスリム女性たちに焦点が当てられている。著者は、一三ヶ月間にわたって彼女たちと共に生活し、市場で野菜を売るなどして過ごした。その間に出会った女性の多くが、つらかった紛争の経験や日々の楽しさを語ってくれた。彼女たちの「語り」には、文献からは知りえなかった、女性自身の考え方や生活世界の変化が生き生きとつむぎだされていた。その「語り」を記述することを通じて、女性自身の視点や、彼女たちの眼差しに映るミンダナオ島の過去五〇年間の社会経済的変化に光を当てる。

目次

  • 第1章 フィリピンのムスリム社会と女性
  • 第2章 サランガニ地方
  • 第3章 貨幣経済、資本主義経済への移行期の地域社会とムスリム女性
  • 第4章 武力紛争とムスリム女性
  • 第5章 商業漁業の発展とムスリム女性
  • 第6章 行動範囲の広がりとムスリム女性
  • 第7章 「語り」にみるムスリム女性の社会的変容

「BOOKデータベース」 より

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