モンロー・ドクトリンとアメリカ外交の基盤
著者
書誌事項
モンロー・ドクトリンとアメリカ外交の基盤
(Minerva人文・社会科学叢書, 60)
ミネルヴァ書房, 2002.2
- タイトル別名
-
The Monroe doctrine and the foundations of American foreign policy
モンロードクトリンとアメリカ外交の基盤
- タイトル読み
-
モンロー ドクトリン ト アメリカ ガイコウ ノ キバン
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
主要参考文献: 巻末p9-25
内容説明・目次
内容説明
アメリカ外交の基盤は、19世紀に形成された。方向性が見えない現代アメリカ外交の行く末を見定めるためにも、19世紀のアメリカ外交の検証が今日、切に求められている。本書は、「アメリカ外交の伝統」とされるモンロー・ドクトリン(モンロー主義)を中心に、19世紀前半のアメリカ外交、つまり、アメリカ外交の基盤を考察したものである。アメリカ外交は建国以来、アメリカ特有のイデオロギーによって突き動かされてきたのか。あるいは、時として見られる現実政治(レアルポリティーク)こそ、アメリカ外交の真の姿なのか。同時代のアメリカ外交の観察を媒介とした、原史料にもとづくアメリカ外交の基盤の再構成、すなわち、「現在と過去との対話」(E・H・カー)から見えてくるアメリカ外交像を探る。
目次
- 序章 研究の枠組み
- 第1章 モンロー・ドクトリン概観
- 第2章 一八一二年戦争の外交ーモンロー宣言前史
- 第3章 モンロー宣言の背景—革命第二世代の構想
- 第4章 モンロー宣言をめぐる政策決定
- 第5章 対中南米外交におけるモンロー宣言の不履行
- 第6章 モンロー・ドクトリンとは何か
- 終章 アメリカ外交の基盤としてのモンロー宣言
「BOOKデータベース」 より