未完の経済外交 : 幣原国際協調路線の挫折
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未完の経済外交 : 幣原国際協調路線の挫折
(PHP新書, 194)
PHP研究所, 2002.3
- タイトル読み
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ミカン ノ ケイザイ ガイコウ : シデハラ コクサイ キョウチョウ ロセン ノ ザセツ
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注記
文献:p219-222
内容説明・目次
内容説明
第一次大戦後の「新世界秩序」の中、日本は富国強兵から産業立国への転換を図り、世界との多角的貿易を目標とした「経済外交」を掲げた。しかし各国との貿易摩擦、大恐慌による市場の縮小が重なり挫折、中国・アジアに経済発展の活路を求める。だが、それは広域経済圏という名のブロック経済構想となり、満州事変、さらには大東亜戦争へとつながっていく。本書では、幣原喜重郎、松岡洋右、有田八郎らがなぜ「経済外交」の限界を読み切れず、大東亜戦争に至ったか、その外交戦略の失敗を検証する。
目次
- 第1章 ベル・エポックとその黄昏(変わる日本・変わる世界;第一次世界大戦勃発)
- 第2章 新しい国際秩序を求めて(ヴェルサイユ講和会議;ワシントン会議 ほか)
- 第3章 経済外交の時代(低迷する大戦後の経済;人口問題の発生 ほか)
- 第4章 試練に立つ日本(外交的孤立に向かう日本;輸出拡大に日本の活路を託す ほか)
- 第5章 未完に終わった経済外交(破綻へと向かう経済外交;クーデンホーフ=カレルギーとパン・ヨーロッパ運動 ほか)
「BOOKデータベース」 より