「明治的支配」と市民思想 : 暗い夜を前に松田道雄を読みかえす
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「明治的支配」と市民思想 : 暗い夜を前に松田道雄を読みかえす
田畑書店, 2002.4
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メイジテキ シハイ ト シミン シソウ : クライ ヨル オ マエ ニ マツダ ミチオ オ ヨミカエス
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Description and Table of Contents
Description
国家権力の「硬」とマス・メディアの「軟」が呼吸を合わせて、「IT」を駆使したジョージ・オーウェル的な恐るべき管理社会の構築が、急ピッチで進められている。個性や多様性といった言葉がはんらんし、グローバリズムや国際化が枕ことばのように用いられる風潮のなかで、スケール・アップされた画一化と国粋化が深く根を張りはじめている。始まったばかりの「新世紀」は、はやくも「暗い夜」の直前の薄暮のなかにあるようにみえる。前世紀の89年間を「明治的支配」と格闘した偉大な町医者にして思想家・松田道雄をいま読みかえしてみる。
Table of Contents
- 第1章 思想を育てた温床
- 第2章 倫理的なものを求めて
- 第3章 信仰としてのマルクス主義
- 第4章 貧困・結核・戦争
- 第5章 日本共産党との距離
- 第6章 ロシア革命の研究
- 第7章 戦後民主主義は虚妄か
- 第8章 人間のための医療と育児
- 拾遺 二十世紀の備忘録—松田道雄に関連して
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