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明治下層記録文学

立花雄一著

(ちくま学芸文庫, [タ-19-1])

筑摩書房, 2002.5

タイトル読み

メイジ カソウ キロク ブンガク

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注記

参考文献一覧: p313-318

創樹社(1981年)より刊行された『明治下層記録文学』を大幅に増補改訂したもの

内容説明・目次

内容説明

日本が国を挙げて近代化への道をひた走っていた明治10〜20年代、底辺ルポルタージュが産声をあげた。性急な近代化の矛盾とひずみが凝集した底辺社会に、はじめて目を向けたのがルポルタージュだったのである。底辺社会とは何だったのか。そこに向けられた視線はどのようなものだったのか。二葉亭四迷・田岡嶺雲・横山源之助・松原岩五郎から樋口一葉・木下尚江等にいたる底辺ルポルタージュ文学の発生と展開を総括し、「近代」の内実を考えるうえで見のがすことのできない問題を提起する。大正・昭和・現代編を増補。

目次

  • 第1章 明治底辺ルポルタージュ概観—地方・都市・労働ルポルタージュ(地方下層社会ルポルタージュ;都市下層社会ルポルタージュ;労働(鉱山・工場)ルポルタージュ)
  • 第2章 底辺ルポルタージュ文学の発生と展開(底辺ルポの淵源と二葉亭四迷;底辺ルポルタージュと日清戦後文学;底辺ルポ作家と明治文学;明治後期底辺ルポルタージュ)
  • 第3章 横山源之助(横山源之助と文学;周辺の文学者)
  • 付 大正・昭和前期・現代の作品管見

「BOOKデータベース」 より

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