「書く」ということ
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書誌事項
「書く」ということ
(文春新書, 246)
文藝春秋, 2002.5
- タイトル読み
-
カク ト イウ コト
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内容説明・目次
内容説明
言葉は人間存在の証し、言葉こそが人間である。そこに錘鉛を下ろして、このあたりでじっくりと、ワープロやパソコン、ひいては情報(諜報?)化社会の限界を見極める必要がある。人間の社会や生活を支えるために政治や経済活動はある。選挙や株価や円相場のために人間の生活がいつまでも蹂躙されつづけるわけにはいかない。五十年、百年先を見据え、日本語に不可欠の書くこと、言葉の復権、による時代への文化的抵抗が、今ほど必要なときはない。
目次
- 第1部 文学は書字の運動である(日本語を裏切る操作性;意識と無自覚の意識;ローマ字、仮名入力の怪 ほか)
- 第2部 ペンとナイフ、書くことと刺すこと(「行為障害」論;はびこる等価交換=ヤクザの論理;「絶対」と「無償」 ほか)
- 第3部 ギリシア・印刷・キリスト教(肉筆→印刷文字→電子文字へという神話;西欧的思考;ギリシア=ラテン語的歪み ほか)
「BOOKデータベース」 より