未完のマルクス : 全集プロジェクトと二〇世紀

書誌事項

未完のマルクス : 全集プロジェクトと二〇世紀

的場昭弘著

(平凡社選書, 217)

平凡社, 2002.5

タイトル別名

未完のマルクス : 全集プロジェクトと20世紀

未完のマルクス : 全集プロジェクトと二〇世紀

タイトル読み

ミカン ノ マルクス : ゼンシュウ プロジェクト ト ニジッセイキ

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内容説明・目次

内容説明

マルクスのテキストは、彼の死とともに数奇な運命を歩み始める。「教典」にまで神格化された彼のテキストは、その保存と解釈をめぐって、多くの研究者・研究機関の栄光と悲惨を彩りながら、戦争と革命の世紀を生き延びる。学問と政治の狭間を激しく往還したマルクスのテキストを、世紀を越えて、もう一度学問として読み、思想として生かすことは可能なのだろうか。気鋭のマルクス研究者が、21世紀のマルクスの思想の可能性を問うために、マルクスのテキストが辿った道を、20世紀のマルクス研究の意味を探りながら振り返る。

目次

  • マルクスの死
  • エンゲルスの死と遺稿
  • ドイツ社会民主党とマルクスの遺稿
  • 『マルクス伝』の著者フランツ・メーリング
  • 『エンゲルス伝』の著者グスタフ・マイヤー
  • 処刑された所長リャザノフ—マルクス・エンゲルス研究所
  • ハンス・シュタインとモスクワのドイツ人
  • ガブリエーレ・シュタンベルガーの思い出
  • 社会民主党アルヒーフとアムステルダム社会史国際研究所
  • フランクフルト社会研究所
  • 大原社会問題研究所—日本人と『マルクス・エンゲルス全集』
  • ソ連から追放されたニコラエフスキー
  • マルクスの出版社、ディーツ
  • マクシミリアン・リュベル
  • 戦後のマルクス学の研究者たち
  • 東ドイツのマルクス主義=レーニン主義研究所
  • マルクス・メモリアルとマルクス主義の覇権凍瘡
  • 『マルクス・エンゲルス全集』と各国への普及

「BOOKデータベース」 より

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