誰のための改革か
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誰のための改革か
岩波書店, 2002.5
- タイトル読み
-
ダレ ノ タメ ノ カイカク カ
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内容説明・目次
内容説明
市場原理を至上のものとして推進されるいわゆる「規制緩和」こそが矛盾を拡大させ、大きな社会的ダメージを与えるものとして批判し続ける編者の警告は不幸にして的中した。本書は、その後「経済戦略会議」から「小泉構造改革」へと展開してきた経済政策が、いっそう事態を悪化させるものであったことを明らかにする七人の論客による現代日本への警鐘。小泉改革の本質とされる「構造改革」が政策的に完全に破綻し、取り返しのつかないまでに事態を悪化させているとして徹底的に批判。危機の真因が小泉改革にあることを明らかにするとともに、これに替わって選択すべき政策を提示する。
目次
- 「小泉構造改革」は私たちをどこへ導くか(内橋克人)
- 「経済戦略会議」徹底批判(金子勝)
- 米同時テロ以後の世界経済—マネー資本主義こそが問題の核心(金子勝)
- 小泉「構造改革」はすでに破綻している(山家悠紀夫)
- 人間を中心とした経済社会へ(神野直彦)
- ワークシェアリングとは何か(長坂寿久)
- 「生活大国」デンマークから何を学ぶか(ケンジ・ステファン・スズキ)
- 新基幹産業こそが鍵だ(小野善康)
「BOOKデータベース」 より