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サド、フーリエ、ロヨラ

ロラン・バルト [著] ; 篠田浩一郎訳

みすず書房, 2002.5

  • : 新装版

タイトル別名

Sade, Fourier, Loyola

サドフーリエロヨラ

タイトル読み

サド フーリエ ロヨラ

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注記

1975年3月刊の新装版

原書「Sade, Fourier, Loyola」(Collection "Tel Quel", Seuil, 1971)の全訳

内容説明・目次

内容説明

呪われた作家サド、稀有のユートピア思想家フーリエ、イエズス会の聖人ロヨラ、背徳と幻視と霊性を象徴する、この三人の“近代人”の共有するものは何か。著者バルトは、言語学、記号学の方法によってのみならず、これに社会学、人類学、精神分析等の知見を加えて、彼らが、同じエクリチュール(書き方)をもつロゴテート(言語設立者)であることを明らかにする。ロゴテートとは、既存の言語体系に基礎をおきながら、これを超えた新しい言語宇宙の創設者をいう。この宇宙は、音声、記述言語によるだけでなく、さらに、行為としての言語(サド)、イメージとしての映像言語(ロヨラ)を含んでおり、ここにはバルトの現代的言語観が反映されている。本書の特色は、三人のもつ思想の内容にではなく、各人の表現形式に焦点をおき、分析を展開している点である。

目次

  • サド1
  • ロヨラ(エクリチュール;多様なテキスト ほか)
  • フーリエ(出発;快楽の計算 ほか)
  • サド2(「女」を隠すこと;食物 ほか)
  • 生涯

「BOOKデータベース」 より

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