征きて還りし兵の記憶
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征きて還りし兵の記憶
(岩波現代文庫, 社会 ; 62)
岩波書店, 2002.6
- タイトル読み
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ユキテ カエリシ ヘイ ノ キオク
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注記
岩波書店(1996.2)より刊行されたもの
内容説明・目次
内容説明
あの本は偉大な政治家スターリンをけがすものだ。こんどだけは見のがしてやるが—最初の著書『極光のかげに』を日本共産党最高幹部から罵倒されたシベリア抑留帰りの著者は、孤独な長く暗い戦後を歩みはじめた。ソ連とは、社会主義とは、スターリンとは何だったのか。戦後史を画する人びとと事件の交錯をえがく誠実なヒューマニストの痛恨の回想。
目次
- いけにえよ、記憶を語れ
- 1945年の夏
- 「捕虜だ!捕虜だ!」
- 集中営のロシア
- もうひとつのロシア
- アントン・チェーホフとジョージ・ケナン
- 日本人俘虜のための新聞
- 帰還
- 菅季治の死
- 務台理作と中野重治
- 朝鮮戦争のさなかで
- 福原麟太郎と宮本百合子
- おだやかな町—静岡で
- スターリンの「言語学」論文
- 中国の世界語者たち
- その後の中野重治
- 七三一部隊と「狼!狼!狼!」
- ぬかるみの道はつづく
「BOOKデータベース」 より