からくり民主主義
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からくり民主主義
草思社, 2002.6
- タイトル読み
-
カラクリ ミンシュ シュギ
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注記
参考・引用文献: p279-285
内容説明・目次
内容説明
さまざまな問題が噴出して右往左往の日本社会。いたるところで「権力」は悪行の限りを尽くし、「弱者」たる国民はつねに善良な犠牲者である。国民の怒りを背負ったマスコミは、悪いヤツらを鋭く追及する。沖縄米軍基地、若狭湾原発銀座、諌早湾干拓地、新興宗教団体…。ところが、問題の現場に実際に行って確かめてみると、ことはそれほど単純ではなかった。わかりやすい悪者は容易には見つからず、あちらを立てればこちらが立たず、ややこしく絡み合った利害関係は、絡み合ったままのほうが安定していたりする。どちらが悪いかという話だけでは、どうにも収まりがつかないのである。日本列島はどこもかしこも問題だらけ。どこかおかしな「戦後民主主義」に呪縛され、奇妙にひずんでしまった社会の、なまの姿をつぶさに記録したのが本書である。
目次
- 国民の声—クレームの愉しみ
- 親切部隊—小さな親切運動
- 自分で考える人びと—統一教会とマインドコントロール
- 忘れがたきふるさと—世界遺産観光
- みんなのエコロジー—諌早湾干拓問題
- ガリバーの王国—上九一色村オウム反対運動
- 反対の賛成なのだ—沖縄米軍基地問題
- 危険な日常—若狭湾原発銀座
- アホの効用—横山ノック知事セクハラ事件
- ぶら下がり天国—富士山青木ヶ原樹海探訪
- からくり民主主義—あとがきに代えて
「BOOKデータベース」 より