岡熊臣転換期を生きた郷村知識人 : 一幕末国学者の兵制論と「淫祀」観
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書誌事項
岡熊臣転換期を生きた郷村知識人 : 一幕末国学者の兵制論と「淫祀」観
三元社, 2002.5
- タイトル別名
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岡熊臣 : 転換期を生きた郷村知識人 : 一幕末国学者の兵制論と淫祀観
- タイトル読み
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オカ クマオミ テンカンキ オ イキタ ゴウソン チシキジン : イチ バクマツ コクガクシャ ノ ヘイセイロン ト インシ カン
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注記
岡熊臣年譜: p292-309
著作活動年表: p310-312
参考文献: p334-339
内容説明・目次
内容説明
幕末津和野の山村小社の家に生まれ、国学を学び、晩年には津和野藩藩学・養老館の国学教師として登庸された岡熊臣の思想形成のプロセスとその言説を、彼の生きた激動の時代背景から読み解いた斬新で緻密な論攷。周縁に生きたがゆえに、郷村の社会的現実に根ざした思想を展開した彼の姿を詳細に描き出すことで、転換期「国学」の多様なあり方が浮き彫りにされる。
目次
- 序章 生い立ちと思想形成(家と生い立ち;精神的巡礼としての旅 ほか)
- 第1章 『兵制新書』の研究(一)成立背景と作品構造を中心に(成立背景と著述動機;『兵制新書』の構造—「幽」・「顕」、「正」・「奇」について)
- 第2章 『兵制新書』の研究(二)政治思想を中心に(現状認識と郷村改革—「神随なる大道」と現実の乖離;「教化」論—倫理秩序の再建 ほか)
- 第3章 『兵制新書』の研究(三)兵制論を中心に(戚継光の兵学とその影響—近世東アジアにおける「戚法」;古代兵制と中国兵学との間—明代兵書受容の態度 ほか)
- 第4章 岡熊臣の「淫祀」観—「淫祀」論批判を中心に(問題の所在—「淫祀」批判の新しい読み方を目指して;「淫祀」への態度—岡熊臣と岩政信比古(1) ほか)
- 第5章 「廃学」と晩年の公的活動—津和野藩学への参画を中心に(「廃学」をめぐって—「物学びする」者の情念;藩学への参画—その背景と活動の内容)
「BOOKデータベース」 より