奇妙な廃墟
著者
書誌事項
奇妙な廃墟
(ちくま学芸文庫, [フ-15-2])
筑摩書房, 2002.8
- タイトル別名
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1945 : もうひとつのフランス 別巻
- タイトル読み
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キミョウ ナ ハイキョ
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注記
年表: p[521]-537
書誌: 巻末p1-25
内容説明・目次
内容説明
祖国を売り、ナチズムに加担する文学を作ってきたことでフランス文学史上、数々の伝説や悪名で彩られてきたコラボラトゥールの作家たち。しかしヒューマニズムに抗して闘ったその思想はパウンド、ブランショなど20世紀の知性に大きな影響を与えた。19世紀の反近代主義者の思想や手法から始まり、中心的な運動を担ったドリュ・ラ・ロッシェル、ブラジヤック、ルバテら、戦後における継承者ニミエにいたるまで、統一した視点からファシズムと文学・思想を検証し、近代フランスの歴史観に挑戦する渾身の処女作。
目次
- 序 ヒューマニズム批判の禁忌
- 第1章 アルチュール・ド・ゴビノー—高貴なる星座
- 第2章 モーリス・バレス—フランス・ナショナリズム、または幕間の大活劇
- 第3章 シャルル・モーラス—反近代の極北
- 第4章 ピエール・ドリュ・ラ・ロシェル—放蕩としてのファシズム
- 第5章 ロベール・ブラジヤック—粛清された詩人
- 第6章 リュシアン・ルバテ—魂の復活のためのホロコースト
- 第7章 ロジェ・ニミエ—生きながら戦後に葬られ
「BOOKデータベース」 より